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EMSが現代の最適解と考える理由

自宅で気軽に短時間で実施可能

厚生労働省の調査によると、運動習慣のある人の割合は男性33%、女性25%と低く、女性においては10年間で減少していたそうです。
特に働き世代の20代、30代、40代の運動習慣がある女性の割合は13%、9%、13%と顕著に低く、働き世代の女性の健康課題は今後より一層深刻になることが想定されます。

スポーツ庁の調査によると、大きな運動阻害要因は男女共に「仕事や家事が忙しく時間がない」と「面倒くさい」が大部分を占めていることが明らかとなっています。

そんな現代の忙しく、面倒くさいことを理由に運動ができていない私たちでも、EMSなら自宅で気軽に短時間で、しかも “ながら” で実施することができます。

転倒予防などに重要な速筋を優先的に鍛えられる

筋肉には持久力に優れた遅筋(赤筋)と瞬発的な大きな力を発揮する速筋(白筋)の2種類が存在します。加齢によって減少するのは主に速筋であり、30代では筋肉の約60%を占めていますが、80代では約30%にまで減少し、また太さも細くなっていきます。

そんな速筋は、例えば転倒しそうになったとき、とっさに足を大きく踏み出し、倒れそうになった身体を立て直すときなど、早く大きな筋力が必要な場面で重要です。

つまり、速筋は高齢者においてとても重要な筋肉といえます。
しかしながら、速筋は最大筋力の60~70%以上の高負荷でないと鍛えられないため、高齢者では特に鍛えることが困難です。ですが、EMSの電気刺激は比較的太い神経線維につながる速筋に優先的に流れるため、速筋を優先的に鍛えることができます。

一部引用:老年病病院 リハビリコラムNo. 57
「歳をとったら速筋を鍛えた方が良い」
http://ronenbyo.or.jp/hospital/tiiki

運動実施に伴う怪我のリスクが低い

特に高齢者においては、久々に運動した結果、運動中に怪我(転倒や骨折、膝関節の負傷など)をしたり、冬場の雪道での転倒・骨折、夏場のウォーキングでは熱中症のリスクも大きな課題となります。
一方で、EMSは自宅で安心安全に実施できるためそのようなリスクが低く、高齢者にとって有用な運動代替手段です。

運動が困難な人でも実施可能

例えば要介護者、入院患者、その他さまざまな理由で運動したくでもできない方は多く存在します。そんな方々でも、心身に負荷なく寝たままの状態でも実施可能であるため、EMSは運動が困難な人にも運動習慣とベネフィットを提供できる唯一の手段といっても過言ではありません。